わざわざ車を出してドッグランに行くのは大変ですよね。そのようなとき「自分の家の庭にドッグランがあったら、いつでも愛犬と遊んであげられるのにな……」と考える人も少なくありません。ワンちゃんを飼っているご家庭では、愛犬はペットではなく家族そのもの。愛犬と触れ合う時間は本当に大切ですよね。

そこでこの記事では、自宅の庭にドッグランを作る場合の費用相場やおすすめの床材などについて解説していきます。弊社「サニーズガーデン」の施工事例もご紹介しますので、きっと自分の家の庭にドッグランを作る具体的な想像ができるでしょう。ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

自宅の庭にドッグランを作ろう!

まずは自宅の庭に作るドッグランの広さや床材、費用相場などからご紹介していきましょう。

どれくらいの広さが必要?

一般的なドッグラン施設の広さを確保しようとする場合、下記のような面積が必要といわれています。

・大型犬:約500平方メートル(約151坪)
・小型犬:約100平方メートル(約30坪)

犬種によっても異なりますが、犬の運動量は非常に多く、のびのびと走り回れるドッグランを作ろうとすると上記のような広さの土地が必要です。しかし一般家庭の庭はそれほど広くありません。

そのため「自分の家の庭にドッグランなんて作れないだろう」と諦めてしまう人も多いですが、小さなスペースでも工夫次第ではワンちゃんが楽しく遊べる「ミニドッグラン」が作れます。まずは一般家庭用のドッグランを施工した実績のある外構業者に相談してみましょう。

おすすめの床材は「天然芝」または「人工芝」

まずドッグランをつくる場合、一般的には下記4つの床材が候補として挙げられます。

メリットデメリット
天然芝・低価格
・四季を楽しめる
・ナチュラルな雰囲気
・やわらかく犬の足腰への負担が軽い
・お手入れが面倒
・穴を掘られてしまうと芝生がハゲてしまう
・冬は枯れて寂しい雰囲気になる
・日陰が多いとあまり育たない
人工芝・ほとんどメンテナンスは不要
・1年中、青々とした緑を観賞できる
・犬の足が汚れない
・穴は掘れないため凸凹にならない
・害虫の心配がない
・価格が高い
・一般的に10年程度保つといわれているが、犬が走り回ると劣化が早まる可能性もある
・素材の性質上、熱をため込むため暑くなりすぎて犬が熱中症になる可能性がある
ウッドチップ・スギやヒノキといった天然木の香りを楽しめる
・ナチュラルな見た目でおしゃれ
・消臭効果が期待できるため、排泄物のニオイが気にならない
・防草効果、防虫効果も期待できる
・価格が高い
・1〜3年程度で交換が必要
・木のトゲが犬の肉球に刺さるおそれがある
・強風で飛ばされやすい
バークチップ
※クロマツやアカマツの樹皮
・1粒ずつが大きく割れにくいため、足に刺さりにくい
・白アリ対策効果も期待できる
・高級感のある見た目を楽しめる
・ウッドチップよりも価格が高い
・定期的な入れ替えが必要
・強風で飛ばされやすい
・濡れていてもわかりにくい

上記のようにそれぞれの床材には一長一短がありますが、ワンちゃんの足への負担を考えるなら「天然芝」または「人工芝」をおすすめします。

このうち、庭仕事が好きで芝をしっかりとお手入れしていける場合には「天然芝」がよいでしょう。天然芝は価格が安くて、お手入れが行き届いていれば長期間美しい状態を保てます。一方で芝のお手入れが苦手な人は「人工芝」を検討しましょう。費用は高くなってしまいますが、ほとんどメンテナンスは必要なく季節を問わずに美しい緑を楽しめますよ。

人工芝についてもう少し詳しく知りたい人は、下記の記事もあわせてご覧ください。

一宮市で施工した人工芝の実例紹介|費用やメリット・デメリットを解説

費用相場は?

自宅の庭にドッグランをつくる場合の費用相場は「約50〜200万円」といわれています。これほど幅が広いのは、どの程度の施工を希望するのかによって費用が大きく異なるためです。

たとえばコストの安い天然芝と脱走防止用の柵だけを施工する場合、業者によっては10万円以下で工事してくれるケースもあります。反対に価格の高い人工芝を選び、ワンちゃんの遊び場を設けたりする場合は庭全体のリフォームが必要となり施工費用は高くなるでしょう。

自宅の庭にドッグランを作る3つのメリット

庭にドッグランを作ると、次のようなメリットが得られます。

・愛犬の運動不足解消につながる
・室内でのケガのリスクを低下させられる
・飼い主との絆を深められる

まずワンちゃんの運動不足を解消させてあげられます。好きなときに庭に出て自由に走り回れれば、室内での遊びや散歩以外の運動の時間を設けられるからです。また室内で遊んでいると、フローリングで足を滑らせて脱臼や骨折といったケガにつながる可能性がありますが、ドッグランで遊ばせてあげれば足を滑らせることはないでしょう。

加えて愛犬との時間も増えて、より強い絆が生まれるかもしれません。ワンちゃんにとって飼い主と遊んでいる時間は幸せのひととき。愛犬の幸せのためにもぜひドッグランのリフォームを検討してみてくださいね。

自宅の庭にドッグランを作るときのポイントとは?

次に自宅の庭にドッグランを作るときのポイントを3つご紹介します。

Point①:必ずフェンスや柵を併設する

ドッグランを作るうえで非常に重要なのは、必ず脱走防止のフェンスや柵を併設すること。

楽しく走り回っているワンちゃんは興奮状態になっている可能性が高く、急に道路に飛び出してしまうケースも少なくありません。これはワンちゃんの命にかかわるだけではなく、車や自転車の事故を起こして他人を傷つけてしまう危険性もあります。

こうした悲しい事故を防ぐためにも、脱走防止策は必ず考えましょう。またフェンスや柵を設置するときは犬種によって適切な高さが異なるため、外構業者と相談しながら決めていきましょう。

Point②:立水栓があると便利

すぐに水が出せる立水栓を庭に作っておくと便利です。選ぶ床材によっては、元気よく走り回ったあとにワンちゃんの足の裏が汚れてしまうかもしれません。毎回ウェットティッシュや濡らした布で足を拭くのは面倒ですよね。そこで水でササッと洗えるように立水栓を立てておきましょう。

またドッグラン内でおしっこやウンチをしてしまったときに洗い流したり、ワンちゃんの水分補給に活用したりとさまざまなシーンで役立ちます。

Point③:ワンちゃんが遊べる工夫をすると◎

予算に余裕があれば、土管を使ったトンネルや飛び越えて遊べるハードルを作るなど、ワンちゃんが遊べるような工夫を盛り込むのもおすすめです。走り回れる広いスペースだけではなく、こうした遊び場があれば長い期間楽しんでもらえますね。

庭のドッグランってDIYできる?

結論からいえば、自宅の庭のドッグランをDIYすることは可能です。ただし時間と労力がかかるでしょう。

また先にも述べたとおり脱走防止のフェンスや柵を取り付ける必要があります。加えてワンちゃんの足に負担がかからないように地面を平らにすることも大切です。こうした点から、安全性の高いドッグランを希望するなら業者に依頼するほうが無難といえるでしょう。

【一宮市の施工例】自宅の庭にドッグランを作ったお客さまをご紹介!

ここからは弊社「サニーズガーデン」が本社を構える愛知県一宮市で実際に行った、一般住宅におけるドッグランの施工事例をご紹介します。

天然芝と外柵のシンプルなドッグラン

・費用:約9万円(床材+フェンス+施工費用)
・材料:木製外柵(水性塗装)、高麗芝

こちらのお客さまからは「愛犬がいつでも庭で遊べるように小さなドッグランを作りたい」とご要望がありました。

そこで天然芝を敷き詰めて、周囲には木目調がおしゃれな外柵を取り付けた非常にシンプルなドッグランをご提案しました。天然芝はお手入れをする手間がかかりますが、しっかりとメンテナンスできれば永年綺麗な状態を保てます。

(こちらの写真はお客さまのご家族ハナちゃんです)

ワンちゃんの成長に合わせて柵を高くできるように柱を長めに設置しています。また普段使いしやすいように一部開口を設けました。

まとめ

ドッグランと聞くと広大な土地がなければ作れないイメージをもっている人も多いですが、自宅の庭のような広さでも十分に愛犬が楽しめるドッグランが作れます。ただし脱走防止のフェンスを設けたり、足への負担を考えた床材を選んだりと考えなければならないポイントもあるため注意しましょう。

サニーズガーデンでは愛知県一宮市・稲沢市・岩倉市・江南市を中心に、幅広い地域からのご依頼を承っています。こちらの地域以外のお客さまも、ぜひ一度お気軽にお問い合わせくださいね。

無料で相談してみる