一宮の外構工事でも
多く使われる竹の種類とそれぞれの魅力

ひとくちに「竹」といっても、日本には実に多くの種類があります。
その中でも庭づくりに使われることが多い竹をご紹介します。

一宮の外構工事でも多く使われる竹の種類とそれぞれの魅力

真竹(マダケ)

日本の竹の代表格ともいえる種類。高さは10〜20メートルに達することもあり、節間が長く、しなやか。
茶室や垣根、家具などにも使われる、万能タイプです。

一宮の外構工事でも多く使われる竹の種類:真竹

孟宗竹(モウソウチク)

中国原産ですが、今では日本各地に自生。真竹よりも太く、高さも出ます。
春の味覚「タケノコ」としてもお馴染みですね。繁殖力がとても強く、放置しておくと竹藪がすぐに広がってしまいます。

一宮の外構工事でも多く使われる竹の種類:孟宗竹

黒竹(クロチク)

細身で黒い節が特徴的な観賞用の竹。茶庭や坪庭など、装飾性の高い場所にぴったり。
落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。

一宮の外構工事でも多く使われる竹の種類:黒竹

破竹(ハチク)

名前の通り、勢いよくまっすぐ育つ竹。タケノコは甘味があり、食用としても人気。
やや細身なので、垣根や装飾に向いています。

このように、竹の種類によって見た目や性質が異なります。
和庭に取り入れる際は、目的やスペースに合ったものを選ぶのがポイントです。

一宮の外構工事でも多く使われる竹の種類:破竹

知っておきたい「竹の根」の広がり方

竹を庭に植えるうえで、一番注意が必要なのが「根の張り方」です。

竹の地下茎は、「地中を横に伸びていく」という性質があります。
この地下茎はランナーのように長く伸び、そこから新しい竹が生えてくるのです。

そのため、ちょっと放っておくだけで、あっという間に範囲が広がり、
「気がついたらお隣の敷地にもタケノコが……!」なんてことも珍しくありません。

知っておきたい「竹の根」の広がり方

根止めを忘れずに!

竹を植える際は、「根止め(バンブーバリア)」の施工が必須。
深さ60cm〜1mの防根シートを地中に埋め、根が外に出ないように囲います。

コンクリートの囲いや、底のある大型プランターでの管理もおすすめ。
「自然の風情を楽しみたいけど、管理もきっちり」が、竹との上手な付き合い方です。


一宮にある放置された竹藪の末路は?

もし竹藪を放置してしまったら、どうなると思いますか?
答えは簡単。「暴走」です。

竹は成長がとても早く、1日で1メートル以上伸びることもあります。
そのまま放っておくと、竹の密度が増して日光が地面に届かなくなり、
他の植物が生えられない「竹だけの森」に。

さらに、強風や雪の重みで倒れた竹が絡み合い、人の手では入れなくなってしまうことも。
一度荒れた竹藪は、重機を使わないと整備できないケースも多く、費用も数十万円単位に膨らみます。

一宮にある放置された竹藪の末路

一宮でも人気の和庭における
竹の美しい使い方

さて、ここからは明るい話題を。
管理は必要だけど、やっぱり竹は「和庭」にとっての名脇役。
その魅力を活かした庭づくりのアイデアをいくつかご紹介します。

竹垣

いわゆる「四つ目垣」「建仁寺垣」などが有名です。
視線を遮るだけでなく、和の風情をグッと引き上げてくれるアイテム。
目隠しとしても優秀で、住宅の境界にぴったり。

一宮でも人気の竹垣

竹灯籠(ちくとうろう)

細い竹をカットして、内部にLEDやキャンドルを仕込んだもの。
夜の庭を優しく照らす「和のイルミネーション」として人気です。

一宮でも人気の竹灯篭

竹の水鉢や手水鉢(ちょうずばち)

黒竹や細身の竹を用いて、ししおどし風に。
水音が静かに響き、涼やかで落ち着いた雰囲気をつくり出します。

竹の水鉢や手水鉢(ちょうずばち)

坪庭に黒竹を

和室の窓辺に小さな坪庭をつくり、そこに黒竹を。
ミニマルで品のある空間が演出できます。

坪庭に黒竹を使うのも一宮では人気です!

まとめ:竹は「育てる」ではなく「付き合う」植物

竹は、美しさと力強さを兼ね備えた存在です。
ただし、「勝手に育てる」ものではなく、「意図を持って管理する」植物。

放っておくと大変なことになりますが、
きちんと対策をすれば、和の庭に欠かせない存在として活躍してくれます。

自然と共に暮らすには、「手間を惜しまない」という心構えが必要ですね。
竹と共に、四季を感じる暮らしを始めてみませんか?

竹と付き合う外構工事